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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

☆ 美沙の凄春その10=大人の恋。

「入試の時ですか。」
「いや、もっとずっと前。 美沙君がもう覚えてもいない程前の事だよ。」
「まさか、あの時に。 いいえ、そんなこと、ありえません。」
 美沙の白い顔が幸福なピンクにぱっと染まった。 心臓が何かにぎゅっと掴まれた感じがして、息をするのも忘れた。

「あれは五年程も前だったかな。 赤坂の音楽ホールで演奏会をした時にそれはそれは綺麗な少女が聞きに来てくれていた。 ルノワールがそこにいたらきっとその美しさを絵具の中に閉じ込めるのだろうが、生憎僕にそっちの才能がなくて。 でも記憶にはしっかりと閉じ込めていたよ。 何だか、今よりも大人びて見えたが、考えてみれば、まだ中学だったんだね。 でも、美沙君が大学に来た時、すぐにあの時の少女だと判った。 くりくりとした吸い込まれる様な大きな瞳も、綺麗な曲線でだけで出来た優しい頬も、食べたくなる様な愛らしい唇もそのままだったから。」
「信じられません。 もしかして、何処かで私があの時先生に憧れて、先生のいらっしゃる大学を受けようと決意したと言う話をお聞きになって・・・。」
「いや、そんな嬉しい話は始めて聞くけど。 そうだとすると、あの時から二人はこうして出会う運命だった訳だ。」 

『本当に先生とは結ばれる運命だったのかも知れない。 あぁ、なんて言う事。 初恋が、恋とも思わなかった様な淡い初恋が叶うだけでも幸せなのに。 それが同時に思っていたなんて。 先生の優しい嘘でもいい。 その嘘をついてくれる優しさが嬉しい。』

「嬉しいです。 もう信じられないくらい。」
 美沙は恋の頂点にいる女性特有のうっすらと朱く潤んだ眼差しで町野を見つめていた。 堪えても堪えても涙が溢れそうになる。 胸が熱く幸せな物で満たされ溺れる程だった。 食事が素晴らしく美味しいものだった事も、町野の音楽旅行の話が興味深かった事も、心をより浮き立たせる陽向の香りの様に通り過ぎていった。

「大人の恋と言う意味合いは判っているかな。」
 デザートのチョコレートスフレをつつきながら、町野が静かに聞いてきた。

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