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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

☆ その2636=涙の意味。

「えっ。 では、あなたは・・・。」
 三宅の何時も冷静な眼が驚愕に開かれ、やがて懐かしそうに嬉しげな色を宿した。  
「思い出して頂けましたか。」
 そう言って、三宅を見詰める美沙は女の顔を見せていた。

「はい。 全てはっきりと思い出しました。 あなたの事を一日も忘れた事はありませんでした。 ずっと、心の奥であなたを探していた。 でもあなたにあの時のままの二人で会えるとは思っていなかった。 だから、探していたのはあなた自身ではなく、あなたが私に残して行ってくれた香りだったのかも知れませんが。」
 三宅は真っ直ぐに美沙を見ていた。 その瞳の中に自分が映ってはいないと思い、咲織は痛む胸を両掌で掻き抱いていた。
「まあ、嬉しい事を。」
 美沙の視線が三宅の視線に甘えて絡み付く。 小さな美沙の顔が恥じらいそして一瞬、輝いた。 

『この人が、母が、ご主人様が言われた心に決めた人だった。 そう、そうだったの? それじゃあ、私は、この人の、母の身代わり? 私がこの人の面影を宿しているから。 私が、この人の婬らな血を引いているから・・・。』

 咲織はドレスの上から昨晩付けられた焼印の痕を弄った。 掻き毟る様にその痕を肉ごと摘まむ。 じんと痛みが躯に拡がる。 その痛みに咲織はすっと背筋を伸ばした。

『私はご主人様の奴麗。 死ぬまで、この躯が朽ちるまで、ご主人様に付けられたこの印しが私がご主人様の奴麗だと証明してくれる。 他の誰でもない、私がご主人様の奴麗なんだと。』

 咲織は美沙と言う名の女の顔を正面から見据えた。 

「でも、それはこの子、咲織さんに会うまでの事です。 今はもう美沙さんは咲織さんのお母さんです。 どうか、この子との結婚を許しては頂けませんか。」
 三宅の瞳に咲織の泣き出しそうなそれでいてきりりと心を引き締めた顔が映っていた。 その顔に向かって、咲織はこくりと頷いた。
「許さないと言ったら・・・。」
 美沙も女の顔を剥がしていた。
「そう仰るなら、この子が成人するまで後、一年とちょっと書類上の結婚が伸びるだけです。」
 咲織は机に置かれた三宅の拳をその小さな掌に包んだ。
「それが許されない結婚だとしても、誰にも祝福されないとしても?」
 美沙のアーモンドの瞳には涙が溜まっていた。 

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☆ 長らくお付き合い頂いたこの「アンドロメダな朝」もいよいよ後1回となりました。 最後までお付き合いくださいますようお願いいたします。
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