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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

☆ その2635=居心地の悪さ。

 白い絹地のブラウスの上から落ち着いた朱色のカーデガンを柔らかに羽織った母の肩は咲織の中に描かれていたそれよりもずっと小さく儚げに見えた。 男ならばその腕で支えずにはいられなくなる、そんな肩だった。 その肩を精一杯に張り、母は三宅を出迎えた。 咲織はその母と三宅の顔を交互に見た。 恋人といる時に容姿の優れた女友達に出会ってしまった女のやや不安な眼差しで。 

『母を見たご主人様の眼が一瞬驚いた様に見えた。 母がまだ若く美しかったから? それとも、他に驚く理由が。 ただ緊張されただけならいいけど。 でも、私から見ても、私より、この母の方がご主人様には似合って見える。 年は母の方が一つ二つご主人様より上な筈だけど、もうすぐ四十路には到底見えない。 年は母から女の価値を奪うのではなく、却って魅力を与えている。 何処から見ても清楚で貞淑な女にしか見えない。 見ず知らずの男の手で鞭打たれて、あんな嬌声を上げるはしたなさはみじんも感じさせずに、白々とお父さんを亡くしたか弱い未亡人を演じて・・・。 嫌、嫌。 もし、もし、ご主人様が母の中の被虐性に気がついたら・・・。 母が私とご主人様の本当の関係に気がついたら・・・。 嫌、嫌。 私はただご主人様の奴麗で居たい、居続けたいだけ。』

 咲織は妙な胸の騒めきに足の痛みも躯の奥に埋めたバイブの存在も忘れていた。 挨拶もそこそこに母に促されて書斎に入る三宅の陰に隠れるように付き従う。 自分がマンションに持ち込んだ父が愛用していた安楽椅子の代わりに置かれた目新しいソファに腰を下ろすと、場違いな処に来た様な居心地の悪さを感ずにはいられなかった。

「東京からでは随分とお時間がかかったでしょう。 こんな不便な処までお越し頂いて申し訳ございません。」
 コーヒーを美しい所作で三宅に薦めながら、咲織の母は固い声で言った。 その三宅に向けられた咲織に似た大きな瞳は何処か咎める様な色を宿している。
「いえ、突然の申し出にも拘らず、快くお招き頂いて感謝いたしております。」 
 そう言って母を見る三宅の眼に戸惑いの色を見出して、咲織は胸騒ぎを重ねた。 

「それで、今日はどんなご用件でいらっしゃったのですか。」
 つんと尖った顎をきゅっと引いて、咲織の母は三宅を正面から見据えた。
「はい。 単刀直入に申します。 お嬢さんと、咲織さんと私との結婚をお認めください。」
 三宅はローテーブルに両手を突き、深々と頭を下げた。
「見ず知らずの男がいきなり結婚の申し出をしてきても、すぐにとは参らぬ事は十分承知していますが。 ご覧の通り、親子と言う程でありませんが、私は咲織さんとは年がかなり離れています。 ですが、それだけ私は社会経験も人生経験も積んでいます。 若い人の一時の思いで決めたのではありません。 会社の大先輩の橋本さんにも誓って・・・。」
 三宅が言い終えて、咲織の母の気を伺う様に顔を上げた時だった。 美沙はこれまでの硬かった表情を解き、柔らかに微笑んだ。
「見ず知らずではありません。 一樹さん。」
 美沙の言葉に咲織の心臓が凍えた。

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☆ 長らくお付き合い頂いたこの「アンドロメダな朝」もいよいよ後2回となりました。 最後までお付き合いくださいますようお願いいたします。
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