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『アンドロメダな朝』美少女とご主人様の愛の物語・毎日過激に更新中 

【絶対R18】愛故に奴隷になった美少女と愛する者を責め苛まずにはいられない男の愛の行方は。

☆ その1790=窒息しそう。

 闇に零した自分の声が、細いつららとなって胸に一つまた一つと刺さってくる。 その冷たさに咲織は身震いした。 置き去りにされた者の哀しさがその身に巻き付いてくる。 それは麻縄よりも無慈悲で冷酷だった。 鼓動をする度に、柔肌を破り、肉さえ引き裂きながら骨身を締め付けてくる。 

「夢。 全ては夢だったの? だったら、この痛みはなに?」
 それが単なる思いなのか、それとも自分の声なのかすら判らなかった。 ただしんしんと哀しみが胸に降り積もる。 暖かな部屋で咲織は暖を求めて、膝に顔を埋める様に脚を胸に引き寄せた。 

「あぁぁん。」
 暖かな空気がうなじを弄った。 後れ毛がさわさわとなびく。 静電気が全身の柔肌をぴりぴりと嘗めていく。 疼きにも似た期待が躯の奥を湿らせる。 甘くいがらっぽいものが喉を擽った。

「ご主人様?」
 胸に一滴湧いた期待が半開きの唇から零れた。 やはり、闇は何も答え無かった。 掌を闇の中に差し伸ばし確かめたくとも、足首を掴んだ掌は、まるで貼り付いた様に動かない。 柔肌が騒ついた。 

『ご主人様ですね。 やはり、ご主人様は傍に居てくれた。 あぁ、嬉しいです。 本当に。 でも、でも、もし違っていたら。 単なる私の空想だったら。 ううん、この吐息がもし誰か違う誰かだったら。 そう言えばご主人様は最後に・・・。 いや、嫌。 それだけは・・・。』

「ご主人様。」
 聞くのでも無く、胸に仕舞っておく事が出来ずにその名を口にした。 微かな薫香が咲織のつんと高い鼻を擽っていた。 狂おしい程の懐かしさが胸を掻き毟る。 同時に怖ろしい考えが咲織の躯を闇に閉じ込めた。

 暖かな息がうなじから細い肩へ、そして鎖骨を震わせ、胸の柔肌を撫でていく。 三宅を求め続ける胸の疼きも、あと一歩で留められていた躯の疼きも、もう止め様が無かった。 胸に湧いた不安の鎖さえ、既に千々に引き千切れていた。 咲織の掌は意志を持って、その吐息へ差し伸べられた。 

「あぁぁぁ。」
 掌が確かな存在を見付けた。 それは心地良いスエードの肌触りでは無く、その下に全てを支える逞しさを秘めた滑らかな肌だった。 その肌から暖かな熱が放たれ、咲織の中に入り込んで来る。 痛みに強張った肉がその熱に溶けていく。 胸にじゅんじゅんと悦びが甘い蜜となって注がれる。 咲織は窒息しそうだった。

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